むらやまの食材おいしく作って食べてみよっ!

須貝さんのだし

あけびの油焼き
須貝文子さん

作り方を教えてくださったのは…
山形市在住 千葉京子さん

 秋の味覚「あけび」。“お彼岸にはご先祖様があけびの船に乗って帰ってくる”といわれており、あけびを供える風習があります。
 「あけびの油焼き」はあけびの皮に、味噌やきのこなどを挟んで、表面に油を塗りながら丸ごと焼きあげます。最近はひき肉や舞茸が入って豪華なものになっているようです。
 千葉さんの「あけびの油焼き」は、1度、あけびを蒸してから、少しの油で皮全体を焼くので、とってもヘルシー!また、しいたけのだしでやさしく味付けされた具材と、あけびのほろ苦さのバランスがちょうど良く、山形ならではの郷土料理です。

[材料](4人分)

  • あけび(小)/8個
  • 人参/30g
  • ごぼう/50g
  • 干ししいたけ/2個
  • 舞茸/40g
  • 醤油/20cc
  • しいたけの戻し汁/50cc
  • 砂糖/大さじ1
  • 油/大さじ1
  •  

作り方

1

作り方1

あけびを水洗いし、ヘタを切り取り、串がスッと通るくらい蒸す。粗熱を取り、中の種を取る。
※あけびは小さいものを使う。

2

作り方2

ごぼうは千切りして水にさらす。人参、しいたけも千切りする。舞茸は手で細かく裂いて、しいたけの戻し汁と醤油、砂糖で汁が少なくなるまで煮詰める。

3

作り方3

蒸して、種を取ったあけびに2の具材を詰める。今回のあけびは、実が厚くてしっかりしているのでそのまま焼いた。口が開かないように、タコ糸やかんぴょうで巻くときもある。

4

作り方4

フライパンに油をひき、あけびを焼いていく。皮全体に焼き色がつくように、ひっくり返しながら、蓋をして焼く。

千葉さ んからワンポイントアドバイス

さくら

・あけびの油焼きは、冷凍保存できます。作り過ぎても大丈夫!
・ひき肉味噌を詰めてもおいしいので、是非お試しください。(※)
・あけびは、捨てるところがありません。中身は甘くて食べられます。種はプップッと出してね!また、塩を加え漬物の床にすることもできます。この床で漬けた、きゅうり漬けはおススメです。
※あけびの肉味噌詰め
    ・あけび    8個
    ・ひき肉(豚) 150g
    ・みそ     大さじ2
    ・砂糖     大さじ2

ワンポイントアドバイス

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