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ゆきまんてん:播種

2026.05.25掲載

 令和9年に本格デビューする水稲新品種「ゆきまんてん」は、「雪若丸」を親に持ち、粒の大きさと白さが特長のお米です。収量は「はえぬき」に比べて多く、近年の高温でも品質が落ちにくい品種として、生産現場で期待が高まっています。
 山形県天童市の『おしの農場』では、新品種の特性や、この地域に合うかどうかを確かめるため、「ゆきまんてん」を試験的に栽培しています。
 おしの農場は、水稲と大豆を中心に、約130haの広大な農地を管理しています。スマート農業機械を活用した先進的な管理や、若者や女性が働きやすい環境づくりなど、地域の担い手としてさまざまな取組みを進めている農家です。
 このシリーズでは、おしの農場の取組みとともに、「ゆきまんてん」の栽培の様子をお伝えしていきます。取材では専務の押野日菜子さんにもお話を伺います。
第1回目は、播種(種まき)作業の様子をご紹介します。

@ 4月30日。「ゆきまんてん」の種もみです。事前に吸水、加温し、播種に適した状態にしています。

A 苗箱に入れる土をフォークリフトで運んでいます。

B 播種機です。苗箱への土入れ、ケイ酸資材の施用、水やり、農薬の施用、種まき、そして最後の覆土まで、一連の作業を行うことができます。

C 播種機に苗箱を並べて入れていきます。

D 苗箱に土を入れ、ブラシで平らにならします。

E ケイ酸資材を入れて水をかけ、農薬を入れます。ケイ酸資材を入れることで、根がしっかり張った丈夫な苗になります。 

F 種まきをし、最後に土をかけます。1箱当たりの種の量を通常の2倍にすることで、苗箱の枚数を減らし、管理の省力化とコスト削減につなげています。

G 種まきの一連の工程が終了した苗箱を軽トラックに積んで、苗を育てるための育苗ハウスまで運びます。

H 育苗ハウスでは、従業員の方々が作業の準備を整えて、苗箱の到着を待っていました。

I みんなで協力しながら苗箱を1枚ずつ並べていきます。その後、出芽させるため、保温シートをかけていきます。

J 大きな育苗ハウスいっぱいに、きれいに苗箱が並びました。ハウス1棟に、約1300枚もの苗箱が並ぶそうです!
ここから数日、シートで保温して芽を出します。芽が出たらシートをはがして光を当て、丈夫な苗に仕上げていきます。

K 5月8日。押野さんに播種から約1週間経った苗の様子を見せていただきました。順調に生育しており、全面がきれいな緑色で覆われていました。ここから、さらに10日ほど経つと田植えに適した苗が完成します。

おしの農場には育苗ハウスが7棟あります。この日は、播種から育苗ハウスへの整列まで合わせて10名で作業し、「ゆきまんてん」や「つや姫」、「雪若丸」など、合わせて1棟分の播種作業が終了しました。この作業は5月上旬まで続くとのことです。

次回は田植えと除草剤散布の様子を取材します。

 

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